クレヨンのこと知ってますか?

このあいだ、小学生の息子が、弟と絵をかいて遊んでいました。
使っているのは、色鉛筆とクレヨン。

息子が保育園ではじめてクレヨンを使った時には、その質感に懐かしさを覚えました。
大人になると、クレヨンを使うことって皆無ですよね。
子育てしてなければ、一生使わないかも・・・?

クレヨンで書いた線って独特の味がありますよね。やわらい、やさしいかんじの線になります。
もちろん、私も子供のころはクレヨンを使って絵をかいていました。絵をかくのが好きな子供だったそうで、実家には当時の落書きが残ってます。
おそらく、同年代以降の日本の子供でクレヨンを使ったことのない子供はいないでしょう。

それくらい、ロングセラーのクレヨン。

そもそも、クレヨンって何でできているんでしょうか?いろいろと調べると面白そうなので、調べてみました。

そもそもクレヨンって

結論、クレヨンとは、ロウと顔料を合わせることで作られる棒状の絵具のことです。
日本初のクレヨンはなんと大正時代!アメリカから輸入されたのがはじまりだそうです。

これだけ聞くと、ふーん。としか思わないのですが、クレヨンには以下の特徴があります。

・先端はとがってなくて、やわらかい。
・線を描くのに適していて、紙から色が落ちにくい。
・材料に「鉛」「カドミウム」「ヒ素」などの有毒物質を含んでない。
・面に色を塗るのは苦手
・色を混ぜたり、重ね塗りは苦手

上記の理由から、幼児が初めに使う画材として選ばれているようです。
たしかに、幼児はまだ、線しか描けないし、やわらかくて、とがっていないならケガもしにくいですね。もちろん口に入れても、有毒ではないことも安心です。

そして、調べていて発覚した事実『クレヨンとクレパスは別物』

・・・知ってました?

クレヨンとクレパスは別物!その違いとは?

クレパスはクレヨンの材料に液体油を加えて作られている画材です。見た目はクレヨンによく似ていますが、特徴として

・クレヨンより柔らかい
・面の色を塗ることに長けている。
・きれいに色を混ぜたり、重ね塗りをすることができる。

があります。
色を塗ったり、混ぜたり、重ねたりと、クレヨンの苦手な部分をしっかりとカバーした性能のクレパスは、小学校の学習に使用されています。

クレヨン➡クレパスと発展していく感じですかね。
そんな使い分けがあったとは、当時は同じものだと思って使っていました。

しかもこのクレパス、日本発祥なんだそうです!
クレパスは、1925年(大正14)にサクラクレパスが開発しました。
輸入されたクレヨンをより描きやすい描画材料に改良しようと、パステルとクレヨンの中間を目指して開発されたようです。だから名前はクレパス。わかりやすい。

ちなみに、日本から世界に広がったクレパスですが、海外では『オイルペンシル』という名前で販売されているそうです。

サクラクレパスは100周年(2021年)

クレパスを開発したサクラクレパスは、2021年で100周年を迎えたそうです。
ということは、2023年現在では102周年ですね。クレパス誕生からは今年で、98年!
その歴史の長さがわかりますね。

2021年には100周年記念のグッズの販売があったようです。
販売自体は現在では終了しているようですが、記念サイトは今でも閲覧できますので、興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?

100年のあゆみ | サクラクレパス創業100周年特設サイト (craypas.co.jp)

サクラクレパスの歴史を知ることができる、ボリューム満載の内容となっています。
もはや博物館にいるかと思わせる、クオリティに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そして今年は、あの『クーピー』が誕生50周年ということで記念サイトができています!
おめでとうございます!
こちらも併せて、チェックしてみては?

クーピーペンシル50周年特設サイト|株式会社サクラクレパス (craypas.co.jp)

あと、2年でクレパス誕生から100年のアニバーサリーですし、きっと2年後にはまた記念グッズの販売がありそうですね。要チェックですね。

わくわくがとまりませんな!

今こそ、Lets’クレヨン&クレパス!


クレヨンやクレパスについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
当時何気なく使っていたものが、こんなにも違いがあったとは驚きです。

大人はしっかり子供のことを考えて、教材を選んでくれていたんですね。ありがたいです。
息子たちには両者の違いを、説明しつつ、使わせてみようかなと思います。

クレヨンもクレパスももちろん、現在も現役で購入できますので、お近くのお店でゲットして、使ってみてはいかがでしょうか。Amazon、楽天でもいろいろな種類のクレヨンが販売されていて、おもしろいですよ。

違いを知った今、比較して使ってみても面白いでしょうし、なによりも、当時のなつかしい気持ちがわいてくると思いますよ。

童心に帰って、レッツお絵描きタイム!!

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